2025年11月12日、日中韓トキ自治体サミットが新潟県・佐渡市にて開催され、日中韓三国の地方自治体長、政府関係者、専門家など約60名が出席しました。
本サミットは佐渡市主催のもと、新潟県及び在新潟中国総領事館が共催し、オブザーバーとして日本の環境省が参加しました。開会式に続き、第1セッションでは日中韓におけるトキ保護政策と現状報告、第2セッションでは基調講演及び優良事例発表、第3セッションではパネルディスカッションがそれぞれ行われ、最後にサミット宣言が採択されました。
地方自治体からは、中国の洋県、塩城市、千陽県、日本の佐渡市、石川県、出雲市、韓国の昌寧郡などが参加しました。 これらの地方自治体は、トキの野生復帰に向けた取り組みを継続的に実施しています。
サミットには李熙燮(イ・ヒソプ)日中韓協力事務局(TCS)事務局長も出席し、開会式で挨拶を述べました。李TCS事務局長は挨拶の中で、トキが日中韓三国による共同の保護活動から、友好と相互繁栄の象徴へと進化し、さらには国際協力の新たなモデルへと発展してきたことについて強調しました。またトキを中心とする連携は、科学、文化、スポーツ、環境教育など多様な分野に拡大しており、生物多様性の保全のみならず、地域経済の活性化や生活の質向上にも寄与していると述べました。
さらに、環境保全と持続可能な地域開発を結びつけた「エコ経済」の概念を組み込むことの重要性に言及し、持続可能な世界成長モデルとして、日中韓エコロジカル経済ベルトの構築を呼びかけました。最後に、日中韓協力の重要な意義に触れたうえで、予測不可能な世界において、日中韓三国は共存、共栄、運命共同体の精神を分かち合う「同じ志を持つパートナー」であると強調しました。
本サミットは、共通のビジョンを通じて日中韓三国の地方自治体を結びつけることで日中韓の友好と実践的な協力の精神を改めて示しました。



